業界のプロに聞く!Messege from ウエディング男子

ウエディング業界でご活躍の様々なプロの中には、たくさんの男性スタッフさんもいらっしゃいます。
ウエディングは花嫁さまと女性スタッフさんだけじゃない!!
新郎さまと同じく輝いてご活躍の男性スタッフさんにお話を伺っています。

第1回

須藤 敬一 さん

カメラマン

2015/2/6 INTERVIEW

月25日ペースで撮影に挑む、人気カメラマンに聞く!!

第1回 須藤 敬一 カメラマン

2014年、冬を迎えたばかりの東京で人気ファッション誌やウエディング雑誌(VERY、AneCan、ゲイナー、MISSウエディング等)でご活躍のカメラマンであり、ご自身も5年前にとても素敵なウエディングを迎えられ、現在は2児のパパになられた須藤さんにお話を伺いました。

最近はファッションのお仕事がとても忙しいそうですが、ウエディングフォトの方はいかがですか?

須藤さん(以下S):以前ほど本数は取れなくなりましたが、撮っていますよ。 僕にとってウエディングフォトは、ライフワークのような想いがありますので。 ファッションは今、撮影して本が出ても来月には消えてしまう、いわば消費されていくものですが、 ウエディングフォトは撮らせていただいたお客さまがずっと大切に手元に残し、愛でてくれる。 どこかで自分の作品が存在しているようで、とても意味があり、ずっと続けていきたいと思っています。

CHECK!

写真を学んでいる大学生の時に、いとこの結婚式を撮影したのが須藤さんのキャリアのスタート。

そこからスタジオ勤務しながら多くの新郎新婦に出会ったそう。

中でも撮影時に大切にしているのは、ゲストが楽しんでいる様子をたくさん撮ること。

新郎新婦さえも見逃していたようなゲストたちの一瞬の様子を切り取ることで、招かれたゲスト一人ひとりの
ことまでも鮮明に思い出せるようにアルバムを仕上げていく。

「旬」を切り取るファッション誌で活躍されるカメラマンならではの技なのかもしれません。

結婚式を行うことで、ただの「男」から「夫」へ―

S:僕自身、結婚式って本当に執り行ってよかったと思っています。
まず、とにかく両親が喜んでくれた。大切な家族があんなに喜んでくれるっていうことはなかなかない
ことだったと思うし、後悔が一つもないですよ。
僕は「結婚式しない」って言っているまわりの友達にも「絶対やった方がいい!」って伝えています。
特に男にこそ「やれ!」って(笑)

だって女性は男性が式をしたがらなければ、それに引っ張られてしまうことも多いじゃないですか。
本当はドレスだって着てみたいと思っている子、多いと思うけど。
それに結婚式って自分の大切な時間とお金をたくさんかけて準備をするものだから、男の責任感がすごく育つきっかけにもなる。
「夫」の自覚も芽生えると思うし、なんていうかこれからは「夫」として生きていくんだからって思うことで今までの戒めにもなるんですよ~(笑)

晩婚化も進んでいて、従来のいわゆる結婚式は気恥ずかしくても、最近はフォトウエディングや2部制のウエディングだったり、パーティスタイルも着るものも選択肢が増えていますよね。
その中で自分たちに合うスタイルを見つけて欲しい。

着るもので叶える新しい自分

―結婚式の新郎の装いについてはどうお考えですか?

S:僕はタキシードを購入したんですよ。
結婚後はフォーマルな場所にも顔を出せるような自分になりたいという願望もあって、思い切って購入しました。
ただ、大切なのは「自分がどうか?」ではなく、結婚式は「ふたりでどうか?」が大切だと思います。
基本的には花嫁の装いに合わせてあげたい。
その上であとはやっぱり身に合ったものを身につけてほしい。
僕の購入の理由もそこは同じです。
レンタルだからと言ってサイズが大きくぶかぶかしたものは選ぶべきではない。

―With a Wish では最大49サイズ展開で120型のデザインを用意しています。

S:細身のデザインも多いですね。最近のオシャレな新郎新婦を見ているとカジュアル志向の人も多いから、こんなふうにジャケット丈が短めのタイプなんていいよね!
ボウタイ(蝶ネクタイ)も市民権を得たよね。
色柄も豊富だし、これなら新婦の装いに気を配っても自分の好きな感じを選べそう。

S:結婚式もウエディングフォトも衣裳選びも「正解」はないと思うんだ。
何でもありな世の中になったと思うし、好きな感じさえ見つけられれば、それを実現できるのが今じゃないかな。

とにかく僕が伝えたいのは「どんな形であれ、結婚式をしてほしい」っていうことと、
僕自身、ライフワークとしてずっとウエディングを撮り続けていきたいということですね。

2012年からヘアメイクアーティストとカメラマンのユニットとしてTriを結成。
ナチュラルながらも洗練されたメイク技術と須藤さんの美しくも温かな写真が話題を呼び、人気に。
特に撮影から構成まで須藤さんが全て行う、まるで物語が紡がれたようなアルバムは秀逸。
リビングに飾られているだけでも、さながらインテリアのひとつのようなストーリー性溢れる表紙も魅力。
世界に一つの宝物になること間違いなしのTriとつくるウエディングフォトへのお問い合わせはホームページから。

CHECK!

DATA

撮影協力 ヒルサイドカフェ
TEL 03-5489-3640
ADD 渋谷区代官山猿楽町18-8 ヒルサイドテラス F棟 1F

撮影 岩村 美佳

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