ウエディング業界でご活躍の様々なプロの中には、たくさんの男性スタッフさんもいらっしゃいます。
ウエディングは花嫁さまと女性スタッフさんだけじゃない!!
新郎さまと同じく輝いてご活躍の男性スタッフさんにお話を伺っています。
第11回
飯島 潤さん
結婚相談所 メデリング代表
高木 克幸さん
運命デリバリー運営
2018/4/19 INTERVIEW
第11回は業界でもその驚異の成婚率に注目の集まる新鋭婚活家のおふたりにお話を伺った。
各地の地方自治体からのオファーも絶えないご活躍の秘密に迫ります。
―まず、おふたりの独自の婚活サービスでもある「運命デリバリー」の実績から教えてください。
まだ「運命デリバリー」というサービス名をつけていない頃に、さいたま商工会議所が主催した「さいたま婚活」という男女150:150という大型婚活パーティがさいたまスーパーアリーナで2016年の秋に開催されました。
そこで「運命デリバリー」を用いたところ、出口調査によるカップル成約率は47%だったんですよ。
さいたま婚活始まって以来の数字で、主催者側にも参加者の皆さまにも大変お喜びいただきました。
―すごい実績ですね。約半分の方がカップルとして帰られた、そのサービスについて詳しく教えていただけますか?
「運命デリバリー」はわかりやすく言うと、相性占いを用いたマッチングサービスになります。
昨今の婚活サービスに潜む落とし穴に着目し、「本物の満足」を得ていただくためのファーストステップ的なサービスとも言えますね。
実は私(飯島さま)も以前は大手婚活サービスの会員だったんです。
そこは会員数が何万人もいるようなところで、最初こそシステムにより各種条件からはじき出された「条件の合う人」を紹介されるんですが、なにせお相手の女性から「ご面会の許可」が降りなければ実際に会うこともできないんですよ。
時間が経てば個別のご紹介も少なくなり、自力でプロフィールを閲覧し面会のアポイントを入れたり婚活イベントのパーティに参加したりするのですが、なかなか結果が出せないんです。
「今回はご縁がなかったということで…」みたいに濁された言葉で片付けられてしまっていたんです。
それもそのはず、こういったサービスではプロフィールと写真画像でまずは振るいをかけてしまうマイナス型の査定なんですよ。
この人はここが条件を満たしていない、ここがマイナスといった目線で見てしまうので、人間性そのものに着目されることもなく、1対1で会うこともままならないんです。
高い会員費で数万人分のプロフィールを閲覧する権利を購入しているだけというか…
もっと自分を振り返ることの必要性をすごく感じたんですよ。
なぜ自分はそもそも選ばれないのか、会ったはいいが最終的に選ばれない理由はなんなのか、そういったフィードバックこそ1番必要なのに、そこがない(笑)
そこでもっと根本的に相手を紹介していくサービスができないかと自分で立ち上げたのが「メデリング」という結婚相談所なんです。
メデリングって「おせっかい」という意味があるんですよ!
メデリングでは1対1の「お見合い」を重要視しています。
そのかわり、お相手のプロフィールも写真も事前公開は一切いたしません。
だけど「相性のいい人」に必ず会えます!!
それが運命デリバリーなんですよ。
僕(高木さま)が監修した相性占いをもとに「条件」ではなく「相性」の合う人に会ってみる。
実際に会ってみて、コミュニケーションを取ることによって、自分自身にもものすごく発見があるんです。
自分で思う自分の印象と相手から見られた印象にはギャップがあったりして、1対1のお見合い形式だからこそ、面会後のフィードバックにもじっくり向き合っていたけるので、一度だけで終わらず、2回3回と面会を重ねられるおふたりも多いです。
それはやっぱりそもそも相手を条件で選ばず、統計学的に相性のいい方をご紹介している作用も大きいと思います。
その結果はさいたま婚活で実証されている通りですね。
私(飯島さま)も以前のプロフィール公開型の婚活では会員約100名での運営で1年間にご成婚さるカップルは1~2組だったんです。
それをプロフィール非公開で「運命デリバリー」を取り入れた結果、会員数約50名でも1年間の成婚組数は10組を達成しています。およそ10倍の結果ですね。
―それは結果的に占いがよく当たるということなんでしょうか?
占い自体はエンタメ性も高いので、キャッチーですよね。
「相性がいい」と言われれば、単純にその気にもなっちゃいますし(笑)
でも「プロフィールも何もわからないけど、とにかく相性のいい人に会える」という運命デリバリー自体はあくまで私達が考えている出会いの入口です。
大切なのは条件ばかりに振り回される婚活ではなく、人としてコミュニケーションを実際に取っていく過程で自分自身のいいところも悪いところにも気付き、魅力を伸ばしていくことで、結果的にはそれがご成婚への1番の近道になると考えています。
やっぱり結婚っていいものです。
私(飯島さま)は妻がいてくれるだけで仕事が頑張れますので、彼女が1番のモチベーターですよ。
僕(高木さま)はひとりでいるときの寂しさに比べ、毎日の楽しさが全然違います。
会員の皆さんにもこういう気持ちを味わってほしいです。
「相性占い」という一見奇抜ともとれる切り口を武器にしながらも、最終的には人の手による暖かなサポート態勢をしっかりと敷いた婚活サービス。
それがおふたりの展開する「運命デリバリー」だったようだ。
DATA
撮影:岩村美佳
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