2016/12/26タキシードの基本

新郎モーニング4型 VS 父モーニング4型―徹底解説！

結婚式の新郎用モーニングとお父さん用モーニングの違いって？

知っているようで、聞かれると困ってしまう…

フォーマルのルールって、そんなものだと思います。

特に結婚式で着るウエアについて考えることなど

人生で何度もあることではありません。

だからこそ、失敗しないウエア選びのためにもどうも曖昧な

結婚式での「モーニングコート」について知っておきましょう！

正式なモーニングコート

モーニング401番

「乗馬のための工夫から生まれた昼の正礼装」

一言で表すならば、これがモーニングコート。

もともとはフロックコートという着丈の長いダブルの服がありましたが

裾が邪魔になると簡略化されたものがモーニングの原型とされています。

それが20世紀に入り、礼服として定着。

現在では昼間の最上級の礼装として不動の地位を築いています。

特に結婚式ではお父様用の礼服として、欠かせない存在です。

左モーニング411番

右モーニング413番

デザインの基本としてはモーニング401番が最も王道で、

白と黒の縞のネクタイ、ジャケットのラペル(襟)は先が上向きにとがった

ピークドラペル、ボタンは中央に1つボタンで仕様は拝みボタン、

黒とグレーのストライプのコールパンツと呼ばれるパンツに、

ベストはジャケットと同色が一般的で白襟と呼ばれるものがついていますが

デザインや色は411番のように明るいシルバーなどを選ばれても

問題はありません。

413番は一見401番と同じデザインのように見えますが、

細かな仕様が実は異なっています。

大きな違いはシルエット。

余分なゆとりをのぞいたスッキリとしたラインに、

ジャケットのおしり部分に薄いヒップパットを仕込むことによって、

高い腰位置を作り出しています。

花嫁と並ぶ後ろ姿が劇的にすっきりスタイルアップすると

大人気のスタイルです。

モーニング403番

最近ではモーニングカットと呼ばれる、モーニング特有の前身頃の裾を

半月状にカットするものとは異なるジェントリーコートと呼ばれる403番のような

デザインも登場。

堂々とした男性らしいスタイルを作り出す人気のタイプです。

デザイン性に富んだモーニングコート

左モーニング713番

右モーニング714番

フォーマルルールに則ったモーニングコートがお父様の着るものとしたら、

新郎が着るモーニングコートってどんなものでしょう？

答えはフォーマルルールから自由になった

デザイン性に富んだものではないでしょうか？

色も素材もデザインさえも自由にアレンジしながらも

最大の特徴であるジャケットの前身頃の半月状の

モーニングカットが施されたもの。

それが新郎の着る、結婚式用のモーニングです。

左モーニング715番

右モーニング710番

お父様がシックなブラックでモーニングを着こなすなら

新郎は明るいホワイトのモーニングをチョイスするのもオススメです。

715番のようなオールホワイトも清々しい印象で結婚式らしさを演出できますし、

先にご紹介した713番のようにブラウンを部分的に効かせた

コンビカラーもとてもオシャレな印象を刻めます。

もちろん714番のようにジャケットとパンツが共地ではなくても

新郎はOKです！

どこかクラシカルなイメージのある新郎用モーニングコート。

その中で色や細かなデザインデティールで個性を演出して

着こなす。

今までの新郎スタイルとも、お父様モーニングとも違う

新しい新郎スタイルをぜひモーニングコートで楽しんでいただければと思います。

今回ご紹介したすべてのモーニングコートは

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