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2019/01/18タキシードの基本
ほとんどの新郎さまが結婚式を迎えるタイミングで
初めてタキシードというものに向き合われると思います。
ざっくりと結婚式で着ているタキシードってイメージは浮かびますが
はっきりと“タキシード”を詳しくイメージすることは難しいものです。
そこで今回は基本に立ち返り
正しいタキシードとは?
を振り返ってみたいと思います。
また、現代版にアレンジした最新タキシードについても
ご紹介していきます!!
まず、日本の結婚式で着る新郎の洋装衣装とは
どんなものがあるのでしょうか?
基本は英国を中心に欧米諸国に広く伝わっている
「ドレスコード」という服装規定に則って選ばれていると言われています。
ドレスコードには、正礼装・準礼装・略礼装の3段階があり、
それぞれの礼装の中に日中と夜間とで
着るものが変わってくるというルールが設けられています。
モーニング 773番
結婚式はあくまで「結婚の式典」
大変フォーマルな場になりますので、
礼装の種類としては、最も格式の高い正礼装が望ましくなります。
モーニング 413番
結婚式の時間帯が昼間の陽の高い時間帯で行われる場合、
正礼装のフォーマルウエアは「モーニングコート」です。
ジャケット・ベストが黒の共布で、白黒の縞のネクタイに
グレーと黒の縞のパンツ(コールパンツ)を合わせて、
ジャケットの前裾が半月を描くようにカットされる
モーニングカットと呼ばれる手法が施されたタイプになります。
しかし ”モーニング” と聞くと、新郎新婦のお父さまが
お召しの姿を思い浮かべる方も多いのでは?
もちろん新郎が正式なモーニングコートを
結婚式でお召しでも全く問題はないのですが、
”お父さま” と ”新郎”の住み分けをするためにも、
デザインやカラーで現代的にアレンジされた「新郎用モーニングコート」を
選ばれる方が一般的です。
例えば716番のようなアスコットモーニングをアレンジしたタイプや
黒以外のカラーリングでコールパンツではないパンツを
コーディネートするモーニングが最近の結婚式では主流です。
ジャケットの着丈も長めのデザインが多いので、
ボリュームのあるウエディングドレスや
天井の高い荘厳な大聖堂での挙式には
とてもよく映えるはずです。
陽が沈み、夜間の時間帯のフォーマルシーンの正礼装が
今回のテーマでもある「タキシード」になります。
*本来はテールコート(燕尾服)も夜間の正礼装に含まれますが、
日本の結婚式ではあまりポピュラーではないので、
ここでは割愛させていただきます。
タキシードとは画像のように、黒で統一されたコーディネートの
「ブラックタイ」とも呼ばれるタイプを指します。
ジャケットはショールカラーと呼ばれる、角のない衿のデザインで
拝みボタンと呼ばれる画像のように2つボタンを合わせて留める仕様、
もしくは20382番のようなピークドラペルの襟の場合は
ボタン1つがけで留める仕様が基本です。
首元にはボウタイというタイをあしらいます。
蝶ネクタイという名称の方がよく知られていますが、
正式名称はボウタイです。
ジャケットとボウタイと合わせて着るシャツは
立ち襟のようになった特徴的な衿デザインの
ウィングカラーシャツをあわせます。
ボタンのところは比翼仕立てか黒のオニキスボタンが
一般的です。
そしてプリーツ(ひだ)の入った胸元のデザインと
袖口は折り返しのあるダブルカフスが必須です。
タキシードの3ピースとしてコーディネートされるのは
ベストもしくは画像のようなカマーバンドと呼ばれるアイテム。
カマーバンドはプリーツのひだが上向きになるように巻きます。
昔はこのひだに小銭を入れる習慣などもあったそうで
プリーツのひだの向きはその名残と言われています。
ボトムのパンツはジャケットと共布で
側章と呼ばれるサイドラインが入ったものが正式です。
また側章のラインは1本が基本です。
この他にもベルトではなくサスペンダーでの着用や
胸のチーフが必須なことなど
細かいルールのあるタキシード。
せっかくお召しになられるなら
こういった正式なものを選ぶのもとてもおすすめです。
タキシード 20374番
タキシードの正式なかたちを見てきましたが
ドレスコードのような服装規定が
実は日本の婚礼シーンではあまり浸透していないのも事実です。
モーニングは新郎新婦のお父さまがお召しになり、
新郎はタキシードならデザインは問わず…といった雰囲気が
現在の日本の婚礼シーンのスタンダードなのかもしれません。
しかし、結婚式はあくまで先に述べた通り
正式な式典、セレモニーの場です。
そこではきちんとフォーマルウエアに分類される
モーニングコートやタキシードを着るべきではないでしょうか?
同じような衣類で「スーツ」もありますが
スーツはあくまでも略式の礼装 に分類されるものです。
結婚式でスーツをタキシードの代用にと考えている方もおいでのようですが
それはワンピースのようなウエディングドレスのエスコートになら
許されるチョイスかもしれません。
花嫁が正装しているのに花婿は略式?!
そのようなちぐはぐが起きてしまわないように
花嫁のウエディングドレスにも
おふたりのウエディングパーティのテーマにも合った
現代的なデザインのタキシードを選ぶことこそが
現在の日本の結婚式における
タキシード選びの正解 ではないでしょうか?
下段 20355番
上記の画像のように、カラーリングも素材感も
様々なレンタルタキシードが市場には存在しています。
最近人気のオーダータキシードで選ばれるような
シンプルなデザインのタキシードも
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タキシードの基本をおさらいしたからこそ、
お好みに合う自由なタキシード選びを
ぜひお楽しみくださいね!!
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