WEDDING ESSAY

元有名ウエディング雑誌の編集員が綴る
ウエディングをずっと見てきた温かな視点の優しいメッセージ集

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「結婚はゴールではなく、スタート」。そのスタートの儀式である結婚式をどう創り上げるかは、これからのおふたりの人生にとって大切なことです。おふたりだけでなくご家族やゲストにとっても心に残る、一生の記念日としての結婚式…
その心がけやヒントをお話しましょう♪

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結婚式を構成するアイテムにはさまざまものがあります。なかでも花嫁の皆さんがいちばん時間をかけこだわって選ぶのが衣裳ではないでしょうか? 衣裳選びは楽しい反面、大変な作業でもあります。
ウエディングドレスや和の婚礼衣裳、新郎さんのタキシードなどはふだん身につけている服よりも格式も値段も高いもの。そして、ほとんどの皆さんにとって、初めて身につけるものです。選び方が分からないという声を耳にするのも当然のことでしょう。

また、お色直しをどうしたらいいですか? 必要ですか?という質問を私はよく受けます。なかには既にプランに衣裳が2着組み込まれているのでなんとなくお色直しはするものだと思って選んでいる花嫁さんもいることでしょう。

お色直しの習慣には諸説ありますが室町時代に確立された武家の婚礼式では「陰陽合杯の式」として「陰の式」と「陽の式」が執り行われました。
陰の式は神に捧げる式として衣裳を含め、すべてを白で統一。陽の式は人としての式で、色直しの式であることから色物が用いられます。この陽の式が後に、陰の式と組合わさったと言われています。

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ただし、お色直しの習慣が一般化されるようになったのはそれほど昔のことではありません。まだウエディングドレスが高値の花だった1960〜70年代ごろ白無垢で挙式、色打掛に掛け替えて披露宴というのが主流になりました。その後、ウエディングドレスが手に入りやすくなり和装+ドレス、白ドレス+カラードレスなど花嫁衣裳を2着楽しむことが定着化したのです。

同じアジア圏の中国や韓国ではやはり、ウエディングドレスと民族衣裳の2着を結婚式でお召しになることもあるようですがお色直しは欧米のウエディングでは見かけない習慣。
婚礼の儀式としても意味のあることです。時間や予算に余裕があるならぜひ、お色直しを取り入れてくださいと私はアドバイスしています。

そして何より、披露宴は皆さんが思っているよりも長時間です。お色直しの間に中座して、ゲストを待たせるのがイヤ…という声も聞きます。けれど一度、席を外すことで気分がリセットされるのは新郎新婦もゲストも同じ。
お食事でメインの後にデザートが待っているように披露宴の後半に装いの変化があることでゲストの目を楽しませることができます。

また、お色直しによって水分補給やトイレの時間をつくることも大切。緊張の連続で新郎新婦は疲れています。
必ずしも衣裳を2着用意しなくても結講です。ヘアチェンジや小物を変える程度でもOK。新郎さんの場合は、タイやベストを変えるだけでも印象が変わります。中座の時間をつくるのは、おふたりにとっても必要なことなのです。

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これは衣裳選びだけに限りませんが結婚式を控えた女性にはその準備の段階から「花嫁であること」を最大限に楽しんで欲しいと私は思っています。
もしかしたら、マリッジブルーになることがあるかもしれません。けれど、結婚式当日だけでなくそれまでの準備期間は一生を通じてなかなか訪れることのない貴重な経験。
そのかけがえのない時間をどう過ごすかは、あなた次第です。

ゲストがなにを楽しみにあなたたちの結婚式にやってくるかを考えてみてください。皆さんもお友だちやご家族のウエディングに列席したことがありますよね?
会場が素敵だった、お花が綺麗だった、料理が美味しかった。
もちろんそれも大切ですが、主役である新郎新婦が最高に輝き幸せな笑顔でいることが、ゲストへの最大のプレゼントだと私は考えています。

けれど結婚式の準備はたくさんの選択の連続で時間も労力もお金もかかります。
だから、分からない、困った、どうしよう…と思うことも多いのですがいつまでも悩んでいてはもったいない!
ましてはお悩みを結婚式当日まで引きずり、暗い顔をしていてはいけません。悩みが解決できない、そんなときはどうしたらいいでしょうか?
どうか結婚式を挙げた経験のある先輩花嫁さんに相談してみてください。きっと親身になって話を聞いてくれることでしょう。

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そして、あなたが結婚式を終えて先輩花嫁になったらこれから結婚式を挙げようとしている方たちの力にぜひなってあげてください。
初めて通る道は、石ころが転がっていてつまずいたり枝分かれしていて迷子になってしまうこともあるでしょう。
けれど、一度通った道なら危険を回避しスムーズに目的地に進むことができるはず。

「花嫁は孤独」という声をよく聞きます。近ごろはSNSを使って花嫁さん同士が交流することが増えてきました。それでもまだ、ひとりで悩んでいる花嫁さんは多いのです。
あなたが幸せな結婚式を挙げることができたように後輩の花嫁さんにも次の幸せのバトンを渡していって欲しいと思うのです。

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pro_imgウエディングコンシェルジュ
株式会社 梅福恵 代表取締役
梅沢 由美

雑誌「25ans」「25ansウエディング」「エルジャポン」の編集部を経て、ウエディングプロデュース会社を設立。結婚式のプランニングやフォトウエディングを企画するほか、各地で「アニバーサリー婚」を開催。
マリッジブルーなど結婚にまつわるカウンセリングも行う。
> 公式WEBサイト

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  • 梅沢 由美

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