業界のプロに聞く!Messege from ウエディング男子

ウエディング業界でご活躍の様々なプロの中には、たくさんの男性スタッフさんもいらっしゃいます。
ウエディングは花嫁さまと女性スタッフさんだけじゃない!!
新郎さまと同じく輝いてご活躍の男性スタッフさんにお話を伺っています。

第4回

夏目 哲宏 さん

BRIGHT代表

2016/5/26 INTERVIEW

ウエディングを法律の視点で見守り続ける、新郎新婦と業界の守護神

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ウエディングに法律…?なんだか物騒にさえ聞こえてしまう、今回のキャッチコピー。
昨今、新聞各紙を賑わせているような消費者トラブルを解決してくれる専門家かと思いきや、
そんな枠には納まりきらない熱い想いを秘めた、話題の人物に話を聞いてみた。

BRIGHTとは「ブライダル専門の法律サービス」とありますが、どのような事業内容なんでしょうか?

簡単に申し上げると大きく3つの事業展開で①新規開業、会社設立のサポート業務、
②各種契約書類のチェックまたは作成、③会社の法務部門をアウトソースで請負うというのが弊社の柱になっています。

現在は個人で活躍されるフリープランナーさんもずいぶんと増えてこられました。
そういう志ある方のスタートが安心して出発できるようにお手伝いさせていただいています。
また新郎新婦さんの人生において、家や保険に次いで大きな買い物になるのが「結婚式」。
それを安心して契約できる環境を作ってさしあげることもBRIGHTの務めと感じています。

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そもそも「結婚式」ほど素晴らしいコンテンツはないと思っているんですよ。
9年前に自分の結婚式を迎えたとき、僕は妻の3倍は楽しんだと言いきれます!
当日だけではなく準備の隅々まで楽しんだおかげで、友人の結婚式には二次会の幹事などを買って出るぐらい結婚式のファンになりました。

それは出会ったプランナーさんの人柄も大きかったと思います。
ただ自分たちが楽しいことをするイベントが「結婚式」なのではなく、そこは感謝を伝える場だということを自然に気づかせてくれる人でした。
一見、面倒でしかない結婚式の準備も「どうやったら家族やゲストに喜んでいただけるか?」を考える時間に変わると、取り組む気持ちにも大きな変化が芽生えたのを覚えています。
しかも最終的には集まってくれた大切なゲスト全員で幸せや喜びを分かち合えることなんてどう考えても「結婚式」以外、他にないんですよ。

僕自身、結婚式の感動体験からこの業界に入りましたが、出会う業界の皆さんはどなたも心から「結婚式の大切さ」をわかっている方ばかり。それがユーザーである新郎新婦さまにうまく伝わっていないことにもどかしさも感じています。
もちろんウエディングの業界では見直すべき風習なども多々あるとは思いますが、たった一度きりの結婚式に携わるすべての人が気持ちよく結びを迎えられるよう、今まで存在しなかった「法律の視点からのサポート」を提供したいと思い、ブライトを設立しました。
それなのに近頃はウエディング業界のマイナス面ばかりが取り沙汰されて、まるで結婚式が無意味なもののように報道されているのが非常に気になっています。

ご自身の結婚式がきっかけでウエディング業界に身を置かれる夏目さんですが、結婚式の衣装についての思い出などはありますか?

正直、妻のドレス選びに同行したことだけは後悔に近い想いを抱きましたね(苦笑)
白いドレスの違いがあまりわからず、意見を求められても、すでにさっき着ていたドレスがどんなものだったかもわからない…
妻の顔色をしきりに伺い、どちらを気に入っていそうか見極めるしかない…
気分はもうメンタリストですよ!

そして散々待たされた挙句、新郎の衣装は二者択一状態だったという…
もっと僕も衣裳選びを楽しめたらよかったなと思っています。

男性はそもそもオシャレをする機会に恵まれていない人も多いと思うんですよ。
スーツとタキシードの違いもわからないまま、出されたものを着ている状態で…
でもせっかくなら「結婚式」をきっかけに大人の男のたしなみとして正装する意味も理解した上でタキシードを選んでほしいです。
新郎の次は父親というステージがあり、いつか子供たちに新郎だった姿を見せても「パパかっこいい!」って言ってもらいたいですしね。

それにウエディング業界で働いている男性はけっこういらっしゃって、かっこいい方もたくさんいらっしゃいます。
これって「男性が結婚式に興味がないことはない」という証拠じゃないかな?

男性も主体的に結婚式にも衣裳選びにも取り組んで、もっと準備の時間を楽しいものにしてほしいと心から願っています。

装うことも来てくださるゲストへの感謝のひとつであるという原点を忘れずに、「もう一度やりたい!」と思えるような結婚式を迎えてほしいです。

トークの切り口も軽妙な夏目代表。
面白おかしく話してくださる端々には結婚式を何もしない「なし婚層」の存在に疑問を抱くほど、結婚式への熱い想いに溢れていた。
きっとこの情熱をもって、より一層新郎新婦に支持される結婚式を創り上げていく企業や個人を支える大きな存在となっていくのを容易に想像できる時間となった。

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DATA

夏目代表も登壇されるウエディング業界向けのセミナーは全国各地で満席御礼!
まだ受講されていない業界関係者の方は下記URLより、次回開催予定をぜひご確認ください。

BRIGHT

HP http://bright-law.co.jp/

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撮影 アレキサンダー麻美

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